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睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)
睡眠時無呼吸とは睡眠中に呼吸が止まり、
それによって日常生活に様々な障害を引き起こす疾患です。
睡眠中に息ができなくなると酸素が取り込めなくなり、二酸化炭素が溜まって苦しくなります。
このままでは死んでしまうので、脳から「起きろ!」という命令が出ます。
脳からの命令が伝わると大きな息と共に呼吸が再開します。
このとき脳は目が覚めた状態(覚醒)になります。
この無呼吸が1時間に5回以上起こり、日中の眠気などの症状が有ると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因
・SASの多くは肥満による睡眠時の舌根部沈下による閉塞性無呼吸です。
・このほか先天的な気道狭窄や中枢性の呼吸努力消失が原因です。
SASの症状
いびき
起床時の頭痛
日中の眠気や倦怠感
SASが疑われるその他の所見
- 高血圧/虚血性心疾患
- 肥満
- 睡眠時の異常行動
- 不整脈/脳血管障害
- 精神疾患症状
- 頻回夜尿
SASの交通事故への影響
SASの合併症
SAS診断と治療の流れ
※睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、慢性的な症状ですので、継続した治療が必要になります。
日常生活に支障が出なくなるよう、毎月1回受診して、根気よく治療を続けてください。
CPAP療法
CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:経鼻的持続陽圧呼吸療法)とは、圧力を加えた空気を鼻から送り込むことによって、気道の閉塞を取りのぞく治療法です。
鼻マスクから気道に圧力を加えた空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸をなくす治療法です。もちろん睡眠中のみに使用します。
患者さんごとに必要な圧力は異なるため、ポリソムノグラフィー検査を行いながら、いびきと無呼吸を限りなく少なくするために必要な圧力を決定します。自宅でのCPAP治療中は月1回、外来受診をしていただき、治療の作用、体の状態などを確認致します。
CPAPの作用
CPAPを使うことによって、熟睡ができるようになり、昼間の眠気から解放され、仕事や運転などでも眠気がなく集中できるようになることが多いです。
ポイントはこの治療法を続けることが重要です。
しっかりと治療をして快適な日常生活を取り戻しましょう。
費用について
睡眠時無呼吸症候群の一連の診察・検査・診断・治療は医療保険の適用です。
診察と検査が1回あたり約3,000円、
診断・治療は1カ月約5,000円です。
(いずれも自己負担3割の方の場合)
詳しくは当院までお問い合わせください。